記録2
初めて地元の総合病院に行った日、これでもかこれでもかというほど検査をされた。
心電図とかレントゲンとかは寝てるだけだからいいとして、
採血は9本も取られた。
今まで多くて4本とかだったから衝撃の多さである。
採血中盤から手の先のほうがしびれてきた。
最も印象的だったのは造影CTで、
マジの院内着に着替えて点滴ぶらさげるアレをカラカラ引きずって順番待ってた。
自分病人みたい~~!!!と思って興奮してたら、
目の前を紫と黄土色と灰色を合わせたような色の顔のおじいさんがストレッチャーに乗せられて通過して行ったので、
自分がまだまだアマチャンだと思い知らされた。
CT室ではまずただのCTをして、それから造影CTをした。
腕に刺してた管から造影剤が打たれたのだが、それが熱かった。
熱いので血管を通って腕をのぼって行くのがすごくよくわかった。
すぐにおなかの方まで回って行くのもよくわかった。
すごい感覚だった。
1月10日は朝ごはん抜き。
採血のあとマジの手術室に連れて行かれてオペされた。
局部麻酔で腋窩部を切り裂き、検査にかけるためのリンパ腫を少しとる手術である。
現場は見えないようにされていたけど色々背中につたってくるし怖かった。
わたしはこの外科の先生がとても好きである。
陽気な人でこの日も原辰徳が病院を訪問しに来るらしく、運がよければ会えるかも!とひとりウキウキしていた。とてもかわいい。
そんな先生を信じて耐えるしかなかった。
途中2回麻酔が切れそうになった。
そのうち1回は痛いと申告して追加の麻酔を打ってもらったが、
あとの1回はもうすぐ終わるようだしちょっとなら耐えようと思って黙っていた。
それが失敗だった。
麻酔の切れ時って、本当に痛いようなでも痛い気がしてるだけのような感じで、
判断が難しくて結局言い出せずに終わってしまったのだが、
そのもやもやした痛みがだんだん本気っぽい痛みになってきて
でもそうなるといよいよ終盤なのでまた麻酔打ってもらうのも悪い気がして
ひたすら痛いのを我慢していた。
5分おきに血圧測る機械が作動するんだけど、終盤のその5分の長いこと長いこと。
手術終わるまでのことしか考えてなかったけど
手術終わってから手術台降りたり着替えたり他の科の診察があったり会計があったりするわけで、その間ずーーっと痛かった。。。
麻酔は遠慮せず打ってもらったほうがいいということを学んだ。